【赤ちゃんから】おすすめの絵本 「くだもの」
1981年に刊行されて以来、長い間愛され続けている、
人気の赤ちゃん絵本「くだもの」。
自分の子どもにはもちろん、多くの子ども達に読み聞かせてきました。
おすすめのポイント
本物そっくりな、おいしそうな果物の絵
なんと言っても、この絵本の魅力は
今にも絵本から出てきそうな、本物そっくりに描かれた、
おいしそうな果物の絵です♪
「もも」
「さあ どうぞ」
まるごと1この果物の絵、
次のページでは、皮がむかれて、食べられる形になった
絵が描かれていて、ほんとうに食べたくなってしまいます。
さくらんぼ、すいか、もも、ぶどう、なし、りんご、くり、かき、みかん、いちご、ばなな。
どれも、なじみのある果物が次々と出てきます。
そして、本物の果物と、大きさもそっくりなんです♪
(左が、うちにあった本物のリンゴ。右側が絵本の絵。)
つやつやしていて、絵の方が、むしろ、おいしそう^_^
離乳食がはじまって、くだものがおいしい食べ物とわかってきた赤ちゃんに
「さあ どうぞ」と、差し出されたくだものの絵を、つまんだふりをして、口もとに持っていくと、たいていの子は「あーん」と口をあけて食べるマネをします^_^
慣れてくると、自分でくだものの絵をつまんで、食べるマネもする子もいます^_^
頭の中では、おいしい味が広がっているのでしょう♪
文章がシンプルでわかりやすい
シンプルな文章で、
すいかの絵に「すいか」
ももの絵に「もも」
とだけ書かれているので、
これがすいかだな、これはももだな、
と絵と言葉が結びつきやすく、覚えやすいです。
物の総称が身につく
とにかく、おいしそうな絵に惹きつけられる絵本ですが
だんだん言葉を覚えて、語いが豊富になってくる頃には、
すいか、もも、なし、りんご…などを総称して
"くだもの"と呼ぶんだな、ということも、自然と、知識として身についていきます。
にんじん、トマト、きゅうり、じゃがいも など → "野菜"
バス、タクシー、トラック、飛行機 など →"乗り物"…
こういった物の総称がわかるのは、実は高度なことなのです。
生活する中で、少しずつ自然に覚えてはいきますが、
絵本や図鑑など、まとめて描かれているのを見ると、
より理解が深まる手助けとなるので、
ぜひ、読んでほしい絵本の1つです。
平山和子さんのおいしそうな絵本のシリーズ
やさい
畑で育った、だいこん、キャベツ、とまと、ほうれんそう、さつまいもが、やおやさんに並ぶ様子が、本物そっくりに描かれています。