遊びまっくす

遊びは知能、運動能力、コミュニケーション力など、あらゆる才能をバランスよく育みます。3000人以上の子どもとの関わり、子育て15年以上の経験をもとに、人気の遊びやおもちゃ、子育て情報等をご紹介していきます。

【赤ちゃんから】おすすめの絵本 「じゃあじゃあびりびり」

 

じゃあじゃあびりびり 改訂2版/偕成社/まついのりこ

 

 
 おすすめのポイント

 

 
鮮やかな色のシンプルな絵

はっきりとしたパステルカラーの絵で、じどうじゃ、犬、紙、そうじき、ふみきり、あかちゃん、飛行機、ネコなど、身近なものがシンプルな絵ではっきりと描かれています。赤ちゃんにとって、とてもわかりやすいです。

f:id:asobimax:20190227170032j:plain



破れないボードブック

ページ1枚1枚が、しっかりとした厚紙でできている、ボードブックです。

赤ちゃんが持ってなめてしまっても、破れず安心です。

わが子も、渡しておくと、はじめは、なめてばかりいました^^;


ものの名前と"オノマトペ"の組み合わせ

 

この絵本の一番の魅力は、赤ちゃんをひきつける言葉でしょう♪

 

「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」

「いぬ わんわんわんわん」

 

ものの名前とオノマトペが、見開き1ページに1つ書いてあります。

 

 

オノマトペとは、擬音語(ザーザー、ワンワンなど、物が発する音を表したことば)や擬態語(ワクワク、ツルツル、ニヤニヤなど、気持ちや、状態を表す言葉)の総称です。

 

赤ちゃんにとっては、オノマトペが親しみやすく、惹きつけられるようです。

 

赤ちゃんの言葉の発達

 2、3ヶ月頃からクーイング (「アー」「ウー」といった母音の音)を発するようになります。その後、喃語(なんご)(母音以外の 「ダー」「バー」などの言葉)も増えていきます。

 

これらの言葉は、意味はありませんが、いずれ"話す言葉のもと"となります。

 

生後10ヶ月くらいから、指さしや、身振り手振りを交えながら"赤ちゃん言葉"を話すようになっていきます。

 

”赤ちゃん言葉”の例

ご飯→マンマ
車→ブーブー
犬→わんわん
寝る→ねんね

 

赤ちゃん言葉には、オノマトペがたくさん使われていますね。

赤ちゃんにとって、発音しやすいのですね。

 

”赤ちゃん言葉”の方が、言葉の発達をうながす

 

”赤ちゃん言葉”ではなく、小さい頃から正しい日本語を教えた方が、(言葉を覚え直さなくていいので)言葉の発達をうながす、という考えもありました。

 

しかし、2014年、アメリカの大学で、

”大人が、”赤ちゃん言葉”で話しかけた方が、3倍も多くの言葉を覚え、赤ちゃんの言葉の発達がすすむ”

という研究結果が出ました。

 

オノマトペは、子どもにとって、発音しやすく、意味もわかりやすいのです。

 

言葉をうながす働きかけ

 

赤ちゃんが、クーイング、喃語を話しはじめたら、大人がそれに反応して、視線や表情、言葉でこたえるようにすることで、赤ちゃんも嬉しくなります。

 

”赤ちゃん言葉”を話しはじめたら、たとえば

 

犬を見て「わんわん」と言ったら
→「わんわんがいたね」「わんわんかわいいね」

 

「まんま」と言ったら
→「まんま、食べようね」

 

などと、赤ちゃんが言いたそうなことを受け止めて、言葉にして返してあげることをくり返すことで、赤ちゃんが言葉を話しはじめる前から、言葉が頭の中にどんどんストックされていきます

  

 

  

オノマトペの文章が面白い絵本

 

「じゃあじゃあびりびり」以外にも、オノマトペの文章が面白い、人気の絵本があるのでご紹介します。

 

もこもこもこ

  有名な詩人、谷川俊太郎さんが文を担当した絵本。

 

「しーん」とした大地でとつぜん
地面が「もこっ」「にょき」と盛り上がり…
「ぱく」「もぐもぐ」と何かを食べ…
不思議な物体の様子に、見ている子達の目が、

いつの間にか、釘付けになっています(^_^)

「だるまさんが どてっ」
「だるまさんが ぷしゅーっ」
だるまさんの様子がかわいくて、笑える人気の絵本。

 

 
ごぶごぶごぼごぼ

「ぶーん」
「ぷく ぷく ぷくぷくん」

「ぷぷぷぷぷぷ」
「ど ど どーん」
カラフルな〇の絵と、オノマトペの言葉が印象的な絵本。

各ページにくりぬかれた丸い穴も、子どもを惹きつけます。