【赤ちゃんから】おすすめの絵本 「じゃあじゃあびりびり」
おすすめのポイント
鮮やかな色のシンプルな絵
はっきりとしたパステルカラーの絵で、じどうじゃ、犬、紙、そうじき、ふみきり、あかちゃん、飛行機、ネコなど、身近なものがシンプルな絵ではっきりと描かれています。赤ちゃんにとって、とてもわかりやすいです。
破れないボードブック
ページ1枚1枚が、しっかりとした厚紙でできている、ボードブックです。
赤ちゃんが持ってなめてしまっても、破れず安心です。
わが子も、渡しておくと、はじめは、なめてばかりいました^^;
ものの名前と"オノマトペ"の組み合わせ
この絵本の一番の魅力は、赤ちゃんをひきつける言葉でしょう♪
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」
「いぬ わんわんわんわん」
ものの名前とオノマトペが、見開き1ページに1つ書いてあります。
オノマトペとは、擬音語(ザーザー、ワンワンなど、物が発する音を表したことば)や擬態語(ワクワク、ツルツル、ニヤニヤなど、気持ちや、状態を表す言葉)の総称です。
赤ちゃんにとっては、オノマトペが親しみやすく、惹きつけられるようです。
赤ちゃんの言葉の発達
2、3ヶ月頃からクーイング (「アー」「ウー」といった母音の音)を発するようになります。その後、喃語(なんご)(母音以外の 「ダー」「バー」などの言葉)も増えていきます。
これらの言葉は、意味はありませんが、いずれ"話す言葉のもと"となります。
生後10ヶ月くらいから、指さしや、身振り手振りを交えながら"赤ちゃん言葉"を話すようになっていきます。
”赤ちゃん言葉”の例
ご飯→マンマ
車→ブーブー
犬→わんわん
寝る→ねんね
赤ちゃん言葉には、オノマトペがたくさん使われていますね。
赤ちゃんにとって、発音しやすいのですね。
”赤ちゃん言葉”の方が、言葉の発達をうながす
”赤ちゃん言葉”ではなく、小さい頃から正しい日本語を教えた方が、(言葉を覚え直さなくていいので)言葉の発達をうながす、という考えもありました。
しかし、2014年、アメリカの大学で、
”大人が、”赤ちゃん言葉”で話しかけた方が、3倍も多くの言葉を覚え、赤ちゃんの言葉の発達がすすむ”
という研究結果が出ました。
オノマトペは、子どもにとって、発音しやすく、意味もわかりやすいのです。
言葉をうながす働きかけ
赤ちゃんが、クーイング、喃語を話しはじめたら、大人がそれに反応して、視線や表情、言葉でこたえるようにすることで、赤ちゃんも嬉しくなります。
”赤ちゃん言葉”を話しはじめたら、たとえば
犬を見て「わんわん」と言ったら
→「わんわんがいたね」「わんわんかわいいね」
「まんま」と言ったら
→「まんま、食べようね」
などと、赤ちゃんが言いたそうなことを受け止めて、言葉にして返してあげることをくり返すことで、赤ちゃんが言葉を話しはじめる前から、言葉が頭の中にどんどんストックされていきます。
オノマトペの文章が面白い絵本
「じゃあじゃあびりびり」以外にも、オノマトペの文章が面白い、人気の絵本があるのでご紹介します。
もこもこもこ
有名な詩人、谷川俊太郎さんが文を担当した絵本。
「しーん」とした大地でとつぜん
地面が「もこっ」「にょき」と盛り上がり…
「ぱく」「もぐもぐ」と何かを食べ…
不思議な物体の様子に、見ている子達の目が、
いつの間にか、釘付けになっています(^_^)
だるまさんが
「だるまさんが どてっ」
「だるまさんが ぷしゅーっ」
だるまさんの様子がかわいくて、笑える人気の絵本。
ごぶごぶごぼごぼ
「ぶーん」
「ぷく ぷく ぷくぷくん」
「ぷぷぷぷぷぷ」
「ど ど どーん」
カラフルな〇の絵と、オノマトペの言葉が印象的な絵本。
各ページにくりぬかれた丸い穴も、子どもを惹きつけます。