遊びまっくす

遊びは知能、運動能力、コミュニケーション力など、あらゆる才能をバランスよく育みます。3000人以上の子どもとの関わり、子育て15年以上の経験をもとに、人気の遊びやおもちゃ、子育て情報等をご紹介していきます。

ブログ名を変えます

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お子さんが好きそうな「遊び」をたくさん紹介したいと思い、書き始めたブログ。
 
あらためて見返してみると、「遊び」以上に
子どもの、さまざまな力を伸ばすための記事が多い、ということに気づきました。
 
子どもの、さまざまな成長を育む(はぐくむ)ヒントになる内容を、お伝えするブログにしたい、という思いから
 
はぐラボ
 
というブログ名に変更します。
 
はぐ=hug =愛情をもって抱きしめる
 
という、あたたかいイメージも良いなぁと。
 
 
ものごとを知り、考えるもととなる知力。
考える力。
コミュニケーション力。
想像力。
創造力。
何かをやりたい!と思う意欲。
何かをやり抜く力。
幸せを感じる力。
 
さまざまな力を、楽しく育む(はぐくむ)お手伝いをしていければ、と思います。
 
今まで同様、子どもに人気の絵本や遊び、子育てに役立つ情報を
お伝えしていくので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
 

【入園準備】子どもの気持ちを代弁する絵本「ようちえんいやや」

 4月に幼稚園や保育園の入園をひかえ、
書類を揃えたり、入園グッズを作ったり買ったりして、準備をすすめているご家庭も多いと思います。
 
場所見知り、人見知りがあまりなく、すんなり馴染めるお子さんもいれば、はじめての場所、知らないたくさんのお友達、うちとは全く違う生活…不安に思っているお子さんもいるでしょう。入園するまで、よく分かっていなかったけど、園に通いはじめたら、家とは違うことばかりで戸惑ってしまうお子さんも。
 
今日は、子どもの気持ちに沿った、子どもの気持ちを代弁する絵本をご紹介します。
入園してから、朝、登園を嫌がって、参ってしまっている親子さんも、読むことで、仲間がいる安心感がもてると思いますよ^_^
 

ようちえんいやや /童心社/長谷川義史

 

 子どもの気持ちを代弁する絵本「ようちえんいやや」

あらすじ
朝から、まちのあちこちで
「ようちえんいやや」と泣いている子がいます。
 
まなちゃんは
「いちごが すきやのに ももぐみやから いややー」
 
つばさくんは
「ぼくの イスのマークが ヘビさんやから いややー」
 
………
 
まちじゅうで泣いているたくさんの子ども達。
「ようちえん いくの いややー」
「おかあちゃんと いちにち いっしょに いたいだけ なんやー」
 
子どもの気持ちを、よく代弁している

 お子さんにとっては、

"あ、ぼくと同じで嫌がっている子がいる"

"わたしも、これが嫌なの"と共感できたり。

 
大人にとっては
"泣いてるのは、うちの子だけじゃないのね"
とホッとしたり、
"うちの子は、なんで嫌か言わないけれど、こんな些細なことが理由なこともあるのね"
と新たな視点ができて、泣いている、嫌がっている子どもの気持ちを理解するヒントになったり。
 
大人も、仕事に行くのは
面倒だったり、苦手な人がいたり、やりたくない仕事があったり、うまくいかないことがあったりして、あー嫌だ、って思うことありますもんね^_^
 
子どもなりに、外では、結構気をつかったり、頑張っている子も多いのです。
 
大人には、どーんと構えてほしい
大人の方がどーんと構えて落ち着くことで、お子さんの安心感につながることもあります。本当に、大らかに「泣きたい時もあるさ」と思えたら、それに越したことはないですし、心の中では"大丈夫かな?"と思っていても、お子さんの前では、笑顔で送り出し、もしも泣いて帰ってきても、"うん、よしよし^_^"とどーんと受け止めてあげてください。
 
いやだ!」と発散できた方がいい
幼稚園や保育園での様子を見ていると、
「嫌だ!」と泣いて発散できる子の方が、
しばらくして、切り替えができて、
すっきり通えるようになる子が多いです。
 
実際に、幼稚園、保育園を嫌がっているお子さんに読んで、一緒に「幼稚園いや!」と思いきり発散することで、泣かずに行けるようになった、というお子さんもたくさんいます。
 
まとめ
お子さんは、絵本に出てくる子ども達に共感して、「いや!」と発散。
大人は、こうやって、朝嫌がっている子達は大勢いるんだなと知って、大人自身も安心して、わが子の「いや!」という気持ちを受け止める。
 
この絵本を読んで、親子ともに、気持ちが楽になる助けになれば、嬉しいです。

【人気の絵本】「からすのパン屋さん」 春休みにもおすすめ♪親子でクッキング


からすのパンやさん 2版/偕成社/加古里子

 3、4歳から。

 
からすのパンやさん

 

 発売から50年近くたつ今でも、変わらず子ども達に愛されている絵本です。

お話も楽しいですが、子ども達が特に好きなのは、色々な形をしたユニークなパンが、見開き1ページに、80種類以上も描かれているページ。見ているだけで、ワクワクします♪

 

あらすじ

 からすのまち、いずみが森に、からすのぱんやさんの お店があります。

そのおうちに、4羽の赤ちゃんが生まれ、お父さんとお母さんは大事に育てました。赤ちゃんが泣きだすと、とんでいってお世話をするので、時々パンを、真っ黒に焦がしたり、半焼きになったり、お客さんを待たせたり。お店は散らかったまま。

お客さんが段々減って貧乏になっていきました。


それでも、子ども達は元気に育っていき、売れない焦げたパンや半焼きパンは、チョコちゃん達のおやつに。そのパンがまわりのからすの子ども達の評判になりました。


パンやさんの子ども達も手伝って、たくさんパンが焼けました。まちのからすの子ども達が買いに来て、もっと安くていろんなパンがあるといいなという要望に応え、

スターパン、いちごパン、テレビパン、こねこパン、じどうしゃパン……かわった形の、たのしい美味しいパンを焼きました。

 

香ばしい匂いにさそわれて、まちじゅうの子ども達がおしよせて、パン屋が火事と勘違いした消防署や警官やカメラマンも、まちのおばさんやおじいさんまで、みんながやってきて、大賑わい。

 

こうして、家族みんなでせっせとパンを焼き、まちじゅうのみんなも喜んで、からすのパン屋さんは、まちで評判のりっぱなお店になりました。


子どもと一緒にパンを焼こう♪

 実際に、子どもとパンを作るととても楽しいですよ♪

パン焼き器で生地まで作り、パンを形づくって成形し、焼くところだけを子どもとするので、お手軽です。
粘土遊び感覚で、3歳頃から作れていました。

 

子どもとパンを作る時のコツは、

・パン生地を触っているうちに、ベタベタしてくるので、手と生地に、小麦粉をしっかりつけること。

・焼いているうちに、ふくらんで、隣のパンとくっつくので、出来上がりより小さめに成形すること。

  

実際にうちで作ったパンはこちら。

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 パン生地を成形して        こんがり焼けたパン♪

 

我が家が10年以上使っているパン焼き機は、もう売っていませんが、

今は、こちらが手ごろな値段で、一番人気のようです。↓

焼きたてのパンは、パン屋さんで買ってきたパンに負けず劣らず、フカフカでとっても美味しいです♪添加物もなく、原材料もわかるので、安心です。

 

パン焼き器がなくても、クックパッドで、生地が30分以内でできる、手軽に作れるパンの人気レシピが紹介されていました↓

Cpicon 革命HB不要!時短・簡単・美味パン生地 by MuraChi→

 

 忙しい中、子どもと一緒にお料理をるのは、かえって時間がかかって大変なのですが^_^;回数を重ね、少しずつ、準備や、作る工程を増やしていくと、段々とひとりでできるようになって、大きくなってから、大人の方も、とても楽になります。

 

中学生になる頃には、”お菓子の家”を、準備から片付けまで、1人で作れる位までになりました。

 

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からすのぱんやさんの続きのお話

からすのてんぷらやさん /偕成社/かこ さとし

からすのそばやさん /偕成社/かこ さとし

からすのやおやさん /偕成社/かこ さとし

からすのおかしやさん /偕成社/かこ さとし

と4冊出ていますが、一番人気があり、子ども達に身近な「からすのおかしやさん」のご紹介します。 

からすのおかしやさん

 ある日、留守を任されたチョコくん達は、お父さんを真似て、小麦粉と水をまぜて生地を作り、いろんな形のクッキーを作ります。
でも味が今ひとつ。お菓子づくりの好きなミミちゃんに手伝ってもらって、美味しくすてきなクッキーがパンと一緒並びました。
次の日には、ケーキも♪
パンやさんの隣に、チョコ君が店長、ミミちゃんがケーキ作りの先生のケーキ屋さんを作りました。頼まれて和菓子も作り、店の名前を「おかしやさん」に。
そして最後には……♡


からすのパンやさんのパンをつくろう!

 基本のパンの作り方から、実際に「からすのパンやさん」に描かれている、パンの作り方が84種類も載っています!作ってみるのはもちろん、こちらも見るだけでも楽しいです。

【入園準備】子どもの気持ちの準備ができる絵本②

ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ /佼成出版社/丘修三

 

↓先日ご紹介した、子どもの気持ちの準備ができる絵本①です。

 

asobimax.hatenablog.com

 


今日ご紹介する絵本は、幼稚園に入園してから進級する前までの、年少さんの一年間を描いています。1つ1つの行事の様子が、見開き1ページに丁寧に描かれています。

うんうん、こんな子いるよね、という子どもたちの姿がいっぱい(^_^)

作者の丘修三さんは、作家になる前は、先生をされていたので、子どもの表情や気持ちやセリフが、リアルに描かれています。

 


「ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ」

 あらすじ

  入園式、ゆきちゃんは、パパとママとドキドキしながら門をくぐります。

身体測定の日には、身長と体重をはかります。
春の遠足、広い原っぱで、パパやママも一緒にみんなでお弁当を食べます。

夏、園の庭に出したプールに、水着に着替えてじょうろやバケツで水遊び。

七夕、じゃがいも掘り、夏祭りもありました。

 

秋には運動会。たんぽぽ組は、ダンスとかけっこ。

発表会では、大きなかぶの劇をやりました。

 

冬にはクリスマス会、お正月遊びに、節分の豆まき。

 

春にはひなまつりのお祝い。
お別れ会では、年長のさくら組のお兄さんお姉さんに、お別れの挨拶をして、一緒にお弁当を食べました。

 

幼稚園・保育園にはどんな行事があるの?

 入園式、遠足、運動会、発表会(お遊戯会)、お別れ会、卒園式は、たいていの幼稚園では行っていますが、その他は、幼稚園によって、行事や内容も違います。

公立よりも、私立の方が、行事が様々で、趣向を凝らしている印象があります。

どんな行事があるのか、実際に関わったいくつかの幼稚園や保育園の行事を書きだしてみます。

 

【春】 入園式、始業式、身体測定、保育参観、潮干狩り、交通安全教室

 

【夏】 プール遊び、すいかわり、川遊び、夏の夕涼み会・お祭り、

    お泊り会、キャンプ

 

【秋】 お月見、運動会、どんぐり・落ち葉拾い、ハロウィンパーティ

    焼き芋大会、秋の遠足、観劇、音楽鑑賞、お店やさんごっこ 

 

【冬】 クリスマス会、お正月遊び、おもちつき、発表会(お遊戯会)、

    マラソン大会

 

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遠足

春の親子遠足、秋の遠足、進級前のお別れ遠足など、年に数回ある園も多いです。 

近場の公園などにお散歩で行ってみるなど、子どもたちが徐々に慣れていけるように、近場、短い時間からスタートする園も。

 

場所は、公園、動物園、水族館、消防署、博物館、工場見学、川遊び、いちご狩り、潮干狩り、山登り、など様々♪

 

毎年、同じところに行く園もあれば、その年の学年の先生達が、その年どしで行く場所を検討し、企画する園もあります。

   

行事の良さは?

 なんといっても、行事は、友達と一緒に関わりながら、特別な体験ができる楽しさがあります。

 

また、運動会や発表会など、行事によっては、1ヶ月くらいかけて準備をする場合も。行事に向けて、友だちと合わせたり、協力したりしながら、一生懸命取り組むことで、子どもたちがぐんと成長する姿が見られます。

子ども達が取り組んできたものを、ご家族が見ることができる楽しみにもなります。

 

珍しい特色や行事は、園のホームページやパンフレットに書かれていたり、写真が載っていたりします。検討している園や、通うことが決まっている園がある場合は、見てみるのも良いですね♪

まとめ

  これから、幼稚園に入園するお子さんが、幼稚園の一年間の生活を読んで、楽しみをふくらませることもできますし、すでに幼稚園に通っているお子さんが
「おいもほり行ったよね」「運動会で、ダンスしたよね」と楽しかったことを、思い出しながら、親子でお話しして楽しむこともできます。
”自分もそうだった!”というお話は、とても身近に感じられて、嬉しいようです。

 

主人公の子の名前をお子さんの名前に変えてあげながら読むと、自分も、その絵本の中の世界に入った気持ちになれるのか、喜びますよ♪

 

 

【入園準備】 子どもの気持ちの準備ができる絵本①

ようちえんのいちにち /佼成出版社/丘修三

 

4月に幼稚園や保育園の入園をひかえ、書類を揃えたり、入園グッズを作ったり、買ったりして、準備をすすめているご家庭も多いと思います。

 

場所見知り、人見知りがあまりなく、すんなり園生活に馴染めるお子さんもいれば、はじめての場所で、知らないお友達がたくさんいる…どんなところなのか、不安に思っているお子さんもいるでしょう。

 

はじめての園生活を迎えるお子さんで、どんなことするんだろう♪とワクワクと、親子で想像をふくらませて楽しみにするのにはもちろん、特に不安に思っているお子さんには、どんなことをするのか知ることで、安心につながるので、ぜひ読んでみてほしい絵本の1つです。

 

 

 
ようちえんのいちにち

 

幼稚園に、朝、登園するところから帰るところまで、子どもの目線で、丁寧に描かれています。

 

あらすじ

 朝、あかりちゃんは幼稚園バスで、お友達とおしゃべりしながら、幼稚園に向かいます。

先生と挨拶をして連絡帳を出したら、外に出て、遊びます。


集まりの音楽がなったら、トイレに行って、朝の集まり、お当番の日です。


今日はクラスのみんなで歌を歌ったり、はり絵をしたり、ダンスをしたり。

 

 

 

 

月に1回はお誕生会。

 

年長のクラスのお店屋さんごっこに行って、紙のお金でお買い物をした日もあります。

 

お弁当の時間が終わったら、お昼休み。
裏庭の冒険の森で、アスレチックをして遊びます。

 

帰りの会では、先生が紙芝居を読んでくれ、バスに乗って帰ります。

 

実際の幼稚園の一日の流れ(例)

 

私が関わったいくつかの園では、大体、次のような流れで一日を過ごします。

参考にしてみてくださいね(^_^)

 

【朝】徒歩やバスで、通園
登園したら、自分の出席ノートにシールを貼ります。
これが楽しみで、毎日休まずに頑張って通う子もいます。

 

みんなが揃うまでは、自由遊びの時間。
外で、すべり台やブランコ、砂場やボール遊び、鬼ごっこをして遊んだり、部屋の中で、おもちゃやブロックで遊んだり、絵本を読んだりお絵かきをしたり、お友達とおしゃべりをしたりして、皆が揃う時間まで過ごします。

 

【9時半頃】
皆が揃った時間に、クラスで朝の会をした後、

その日のカリキュラムをして過ごします。


絵を描いたり、工作をしたり、体操をしたり、歌を歌ったり、楽器を演奏したり。

夏には水遊びをしてくれる園も。

 

このカリキュラムの内容は、園ごとの特徴があり、英語の先生、体操の先生、音楽の先生、絵画の先生など、園の先生以外の講師がきて行うところもあります。

 

月に1回、幼稚園全体で、その月のお誕生日のお友達のお祝いをするところが多いです。
この時には、その月のお誕生の子の家族は、見学して良い園もあります。

 

運動会前には運動会の練習、お遊戯会前には、劇やダンス、合奏の練習をしたりもします。

 

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近くの公園に出かけたり、年に何回か、お弁当を持って遠足に行ったりする日も。

 

夏の夕涼み会、キャンプ、秋のお芋掘りや冬のクリスマス会や、もちつき、節分の豆まきなど、園によって、季節の行事も様々です。

 

珍しい特色や行事は、園のホームページやパンフレットに書かれていたり、写真が載っていたりするので、それを見るのも良いですね。

 

(お昼頃)給食、お弁当の時間。
給食の園は、お当番の子が給食を配り、
他の子は、手を洗ったり、給食をとりに行ったり席について待っています。
先生やお友達とのおしゃべりも楽しい時間です。

 

(13時半頃)クラスで帰りの会
帰り仕度をしたら、皆で歌を歌ったり、先生が絵本や紙芝居を読んでくれたり、お話をしたりして、最後に皆でさようならの挨拶をして帰ります。

お迎えにきてくれたり、バスが出発する時間まで、自由に遊びながら待ちます。

 

この後、預かり保育や課外カリキュラムがある園も多いです。

 

まとめ

 

幼稚園の部屋や、トイレ、園庭のあそび道具、子どもたちの服装や、給食やお弁当…

何から何まで、家とは様子がちがいます。

絵が、とても細かく描かれているので、実際に見ることで、イメージしやすく、楽しみや安心につながります。

絵本を読むことで、入園する前は想像して、実際に通ってみてからは、何が一緒で、何がちがうかなど、親子で園の生活について、お話するきっかけにもなります。

 

幼稚園生活に期待がふくらんで、楽しみにできますように♪

 

 

【1歳から】おすすめの絵本 「ねないこだれだ 」

 

ねないこだれだ /福音館書店/せなけいこ

ねないこだれだ

あらすじ
 こんな じかんに おきてるのは だれだ…

 

ふくろうに みみずく
くろねこ どらねこ……
 
いえ いえ よなかは おばけの じかん
よなかに あそぶこは おばけに おなり
 
 
おばけの せかいへ とんでいけ……

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なんで子ども達に人気なの?
 背景が真っ黒で、夜中のこわーい雰囲気。
さいごは、おばけに連れられて
おばけの世界へ連れていかれてしまう。
 
とってもインパクトがあって
一度読んだら、脳裏に焼きついてしまいそうな絵とストーリーですが、
こわがりながらも、なぜか子ども達が大好きな絵本。
 
「おばけになって とんでいけ〜」
すっかり文を覚えて、ひくーい声で
言って楽しんでいます。
 
せなけいこさんのおばけの絵本。
せなけいこさんの息子さんが、おばけが好きだったから作られたとの事。こわいだけではない、楽しいおばけを作ろうと思って描いているそうです。
 
だから、せなけいこさんの描くおばけは、こわいだけでなく、どこか愛嬌があって、子どもにも親しみがわくキャラクターなのですね♪
 

 

 

せなけいこさんのおばけの絵本

 せなけいこさん作のおばけが出てくる絵本は、なんと20冊ちかくもありますが、その中でも、特に人気の絵本を2冊ご紹介します。
 
 おばけのてんぷら
 うさこは、こねこくんにお弁当のおいしいてんぷらをわけてもらって、つくりかたを教わり、自分でも、つくってみることに。
 
つまみ食いをしながら、ご機嫌でてんぷらをあげているうちに、まちがえて、めがねもぽちゃん!
においに誘われて、山のおばけがやってきて、あげたてのてんぷらをつまみぐい。そのうち、おばけは油ですべって、ころもの中にぽちゃん!おばけはどうなってしまうのでしょう。(3歳くらい~)
 
 

  小さい手ごろなサイズもあります↓

 

めがねうさぎ

 山でめがねをおとしてしまったうさこは、さっそく探しに出かけました。でも、森の奥には、たいくつで困っているおばけが…。

はりきったおばけは、うさこの前に飛び出して「べろべろばあー」

だけど、目の悪いうさこには、よくわかりません。

おどろいてほしくて、おばけは、一晩中めがねをさがします。やっと見つかって今度こそ驚かせようとしますが…。(3歳くらい~)

  

【保育士が実践している】赤ちゃんが泣きやむ 10この方法

 

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赤ちゃんが泣くのは、コミュニケーションの手段

 まだ上手にお話できない赤ちゃんは、泣くことで、色々と伝えようとしているので、泣くことは、赤ちゃんの大事なコミュニケーションの手段です。
ただ、なぜ泣いているのかわからなかったり、赤ちゃんがずっと泣き続けてしまうと、赤ちゃん自身も、お世話をする大人の方も参ってしまいますよね。
 
一度泣き始めると、自分でも収拾がつかなくなって、泣きやむのが難しい時もよくあります。上手に気を紛らわせてあげることで、泣きやんで落ち着くことができます。
 
お腹が空いていたり、眠かったり、おむつがぬれて気持ち悪かったり、体調が悪かったり、暑い、寒い、水分不足など不快だったりする時は、その欲求が満たされることが一番なので、まずは原因をさぐって、欲求を満たしてあげましょう。
 
すぐに欲求を満たしてあげられなかったり、生理的な欲求ではなく、人見知り、場所見知りをしていたり、他の赤ちゃんの泣き声に反応して、つられて泣いてしまったり、たそがれ泣き(注釈)をする赤ちゃんもいたりします。 そんな時には、泣く事から気持ちをそらして、気分転換をしてあげることも有効です。
 
(注釈)たそがれ泣きとは、生後2~3ヶ月から5ヶ月ごろの赤ちゃんが、夕方頃になると泣き続ける事です。たそがれ泣きが起こらない赤ちゃんも沢山いますが、急に大きな声で泣き、あらゆる対応をしても泣きやまず、3〜40分泣き続けるので、大変です。
昼間の疲れがでてしまうため、お腹にガスがたまっていて苦しいため、などとも言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。

  

赤ちゃんが泣きやむ 10この方法

主に0〜1歳の赤ちゃんで、なぜ泣いているのか、はっきり分からない時や、上手に泣くことから気をそらせてあげたい時に、保育士がよくしている方法です。
 
お子さんの性格や月齢、好みや状況によって、どの方法が効果的なのかは様々ですが、
10この方法をお伝えするので、よかったら試してみてくださいね^_^
 
外の景色を見せて、気分転換をする
外の風にあたることで、気分がよくなったり、外の色々な物を見ることで、そちらに興味が向きます。赤ちゃんに景色を見せてあげながら「あ、車が走っているね」「おひさま、あったかいね」「お花咲いているね」など、赤ちゃんの興味をひく言葉がけをしてあげましょう。
いないいないばあをする
楽しくかまって遊んでもらうことで、泣くことから気がそれて、落ち着くことがあります。 
鏡を見せる

赤ちゃんは、自分の同じくらいの年ごろの子どもに、とても興味があります。

鏡にうつっているのが、自分か他の子どもか分かっていない場合もありますが、自分が動くことで、鏡の中の子どもも動く様子に見入って、そちらに気が向くことで泣きやみます。楽しくなったり、鏡にうつっている子を呼ぼうとしたりして、鏡をバンバンたたく場合もありますので、壊れたりしないように、様子を見ていてあげてくださいね。
唇で「パッ」と破裂音を出す
上唇と下唇をぎゅっと合わせて閉じてから、
「パッ」と破裂音を出すように、口を開くのをくり返すと、赤ちゃんがその音をききながら、じーっとその口の様子を見入って、泣きやむことがあります。
 
やわらかいタオルやおくるみ、スリングなどで、やさしくくるむ
お母さんの胎内と同じ、子宮の壁で覆われていた状態になることで、落ち着くようです。
手足の自由がきかなくなり、手足をバタバタさせて嫌がる子もいますので、様子をみながら、巻き方をゆるくしたり、気持ち良さそうな巻き方を、工夫してみてください。

  

抱っこして、やさしく背中をトントンしながら揺らす
寝かしつけの時にも、よくしている方法です。
大人も、電車の揺れに気持ちよくなって眠くなることがありますよね。抱っこして、やさしく揺らしてあげながら、やさしく背中をトントンたたいてあげると、ただ抱っこしている時よりも落ち着く子が多いです。このトントンのリズムは心拍に近いリズムで、お母さんの胎内にいた時に聞いていた心拍音のリズムに似ているそうです。
 
本当は、抱っこやおんぶをしてあげられるのが一番ですが、わが子が3ヶ月の頃に、出産の負担と抱っこで腰痛になってしまい、たそがれ泣きが続いていた時に助かったのが、ベビーラックです。
知り合いが貸してくれて、たそがれ泣きをした時に、寝かせて揺らすと、不思議と落ち着いたので、本当に助かりました。
テーブルがついていて、食事の時に座らせたり、食べながら眠くなって寝てしまった時に、そのまま倒して昼寝させたりして活躍したので、1年間ほど使わせてもらいました。
 
買うと高く、場所もとるので、便利なレンタルサービスも増えました。利用したい期間だけ借りてみるのも良いかもしれません。
 
 

  

耳の中にそっと指を入れて、指の腹でやさしくなでる。

 赤ちゃんの条件反射によるもので、そっと耳の中をなでられることで、気持ちよくなるようです。寝かしつけの時にも効果的です。 

 

絵本 「もいもい」
赤ちゃんについて、20年にわたって研究を続けている「東京大学 赤ちゃんラボ」の研究のもとに描かれた絵本です。
 
赤ちゃんの視線を釘付けにするイラストをふんだんに取り入れていて、泣く子も食い入るようにみつめると評判です。

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絵本のほとんどの文章は「もいもい」のみ。
「もいもい」という言葉は、赤ちゃんが好む繰り返し音、声に出しやすい「まみむめも」の音から生まれたそうです。
 
 
ビニール袋のガサガサ音をきかせる
お母さんのお腹の中にいた時に、聞いていた音に似ているため、落ち着くと言われています。
 
赤ちゃんが泣きやむ音を集めたアプリもあります。
ビニールのガサガサ音・ドライヤーの音・ラーメンをすする音・水流音・そばをすする音・掃除機の音を選ぶボタンを押すと、停止を押すまで音が鳴り続きます。
 
 
 
興味をひく物を見る、曲を聞く
「赤ちゃんが泣きやむ動画」と検索すると、いくつか、赤ちゃんを惹きつける歌の入った動画が出てきます。
赤ちゃんが惹かれる要素が、たくさんあるようです。
 
動画を見せておくのは、とっても楽なのですが、時間、回数を限った方が良いです。
 
なぜなら、泣いて、お世話をする大人がそれに応じて、かまってくれたり、欲求を満たしてくれたりすることで、お世話をしてくれる大人との信頼関係ができていきます。
この信頼関係ができることを、"愛着形成"といいますが、これができないと後々、心が不安定になったり、対人関係をうまく築けなかったり、と問題が出てきます。
 
保育園では、子どものお世話をする保育士以外に、ご飯を作る職員、掃除をする職員もいます。認可保育園では、子どもの人数に対応できるだけの保育士がいますし、機械に頼ることは、愛着形成に支障をきたし、心身の発達に悪い影響があるため、基本的には利用しません。
 
 
ただ、家で赤ちゃんのお世話をする場合は、他にしなければいけない事もたくさんあったり、赤ちゃんが泣き続けることで、精神的に辛くなってしまうママもいます。
 
電動ラックや、スマホのアプリ、動画など、機械を利用する場合は、頼りきらずに、時間や回数を決めたり、どうしてもの時に利用するなど、工夫しながら利用しましょう。
 
何よりも、赤ちゃんと、お世話をする人が、心身共に健康であることが一番なので、上手に取り入れていくのも良いと思います。