言葉が育つ 車内での簡単な遊び ③なぞなぞ
「パンはパンでも、食べられないパンはなーんだ?」
答え→フライパン
「つめたいイスってなーんだ?」
答え→アイス
なぞなぞは、幼児から小学生まで大好きな遊びです。
保育園・幼稚園では、集会がはじまる前の待っている時間に、先生がなぞなぞを出すこともありますし、小学校では、休み時間に子ども同士で出しあったり、本の読み聞かせ会でなぞなぞ大会があったりすると、大変盛り上がります。
私は仕事柄、単語カードの表側になぞなぞ、裏側に答えを書いたカードを作っていましたが、市販でも、なぞなぞの本がたくさん出ています。字が読めるようになると、子どもが読んで問題を出したがるので、子どもの興味や年齢にあった本、読みやすい本が良いですね。
なぞなぞによって身につく力
・問題をしっかり聞く集中力
・問題を理解する力
・自分が知っている言葉の中から、答えを一生懸命さがす思考力
・とんちが効いたなぞなぞの場合、想像力
・急いで答えを考える、頭の回転の速さ
・知らない言葉を身につけ、語彙力がつく
など、様々な力を働かせたり、磨いたりしていくことができます。
まだ、とんちがきいたなぞなぞが難しい年齢の子どもには、やさしいなぞなぞを作ってあげることで、言葉の力が育っていきますし、いくらでも問題を作ることができます。
たとえば、
「さいしょに"い"がつくものなーんだ?」
→いちご、いぬ、家
「耳が長くて、ピョンピョンはねる動物なーんだ?」
→うさぎ
また、なぞなぞに慣れてくると、子どもの方から、保育園、幼稚園や小学校で仕入れてきたなぞなぞを出したがります。
その場合、なぞなぞの問題と答えを覚えておく記憶力も磨かれます。
さらに慣れてくると、自分で問題を作って出してくることも。
わかりやすく伝える力や、面白いなぞなぞを考える思考力、想像力、発想力がさらに必要になります。
やはり、面白いなぞなぞを知っていると盛り上がり、楽しく過ごせますし、友達が集まってきてくれると嬉しいので、新しい問題を出そうと自然と頑張るのです。
3回にわたって、車内での簡単な遊びをご紹介してきました。
車内だけではなく、病院の待合室や、テーマパークで並んでいる間など、ちょっとした時間にできるものばかりです。必要の物はありませんし、いつでも、どこでもすぐできるので、良かったら、ぜひやってみてくださいね♪