おもちゃ選び 4つのポイント
おもちゃ選び 4つのポイント
安全な素材、つくり、大きさ
まず、一番気をつけたいのはサイズです。
赤ちゃんから子どもへと成長するにつれて、段々と手先や指先が器用になり、小さなおもちゃでも上手に扱えるようになっていきますので、子どもの年齢にあった大きさのものを選ぶことが大切です。
おもちゃに、対象年齢が記載されていることが多いですが、書いていない場合、特に、何でも口に入れて確かめたい時期の赤ちゃんには、誤飲や窒息がないように、大きめのものを選びましょう。
(赤ちゃんの口に入る大きさの基準は39mm以下なので、それより大きいものを選ぶようにしてください。母子手帳に、安全な大きさを示した穴があいているページがあります。)
次に、壊れにくい、割れにくい素材か。
壊れたり、割れたりしたものは、とがってケガをする恐れがあります。電池(特にボタン電池)が入っているものは、電池が入っているふたが、簡単にはずれてしまわないか確かめておくと安心です。
ものを投げられるようになってきたら、固いものや重いものなど、子どものけがにつながる危険がないかも考えると良いでしょう。
保育園や幼稚園では、常に、先生たちが、子どもが安全に遊べているかどうか見守っていますが、家では、大人は、ずっと見ていられないですし、友だち同士で遊ぶようになってからは、自分の子どもが安全に遊べるかということと同時に、お友達にけがをさせないかということも気になります。そういう点からも、安心して遊ばせられるものかどうかが一番のポイントだと思います。
また、布、木、プラスチック素材など、様々な素材のものがあると、五感を刺激し、豊かな感受性を育みます。やわらかい、冷たい、かたい、軽い、などの感覚を実際に体験して、その言葉を獲得していきます。お気に入りのお人形やぬいぐるみをもっていれば、安心して出かける子がいるように、布や木など、ぬくもりを感じられるものは、 子どもの情緒が安定することにもつながります。
成長にあったもの
対象年齢が上のものの方が、成長に役立つのではないかしらとも思ってしまいますが、あまり難しすぎるおもちゃは、扱いづらいですし、興味がもてません。
その子の年齢にあったものを選びましょう。ただ、対象年齢が少しくらい上のものであれば、興味をもてば、できるかもしれないですし、難しすぎたらしばらくの間しまっておいて、また少したってから遊んでみるということもできます。
子どもによって、成長のスピードや、それまでの経験、兄弟の有無、性別、体格、性格、手や身体の器用さなどによっても、できることや興味があることは違うので、その子の様子に合わせて選ぶといいですね。
部屋の一角に収まり、自分で片付けできる量
おもちゃは成長を助ける大切なものですし、子どもはおもちゃやさんや子どもの遊び場、友達のもっているものなど、色々なおもちゃをほしがります。
知り合いから譲ってもらったり、おじいちゃんおばあちゃんからプレゼントでもらったり、誕生日やクリスマスプレゼントで買ったりする機会もあり、集めだしたらどんどん増える一方です。
部屋の一角に収まり、自分でささっと片付けられるくらいの量におさめるのが望ましいです。おもちゃの数が多すぎると、目移りして次々と出してしまい、ひとつの遊びに集中できないばかりか、片付けるのが面倒くさくなって、整理整頓する力がつきません。
おもちゃが散らかったままだと、大人の方もイライラしてしまいますし^_^;
わが家は、たたみ1畳分くらいの壁ぞいに、おもちゃと絵本をしまう棚、引き出し、大きなカゴを置いていました。
今は使わなそうなおもちゃや、たまにしか使わないおもちゃは押し入れにしまって、時々入れ替えたり、使う時だけ出したりしていました。
おもちゃを厳選することで、物を大切に扱う心も育ちます。
たくさんの子どもが遊ぶ幼稚園や保育園でも、おもちゃを置いておくスペースはそれ、ほど大きくありません。おもちゃの数が限られていることで、ゆずり合って使うコミュニケーション力も育っていきます。
色々な使い方ができるおもちゃ
たとえば、積み木やブロック、おままごと道具、おえかきの道具、折り紙など、工夫次第で、色々な使い方ができるおもちゃの方が、子どもの想像力や、発展させて遊ぶ応用力もつきます。
その方が、どんどんと買い与えることもなく、長く愛用することができます。