遊びまっくす

遊びは知能、運動能力、コミュニケーション力など、あらゆる才能をバランスよく育みます。3000人以上の子どもとの関わり、子育て15年以上の経験をもとに、人気の遊びやおもちゃ、子育て情報等をご紹介していきます。

子育てのイライラ解消♪ 次の行動にスムーズにうつる方法

ゆったりと、好きなことだけをして、思う存分遊んでいられたら、子どもも満足、大人も楽ですよね。
現実には、登園やおでかけ、病院の予約時間があったり、親は家事や仕事があったり、決まった時間に合わせて行動しなくてはいけない時がよくあります。
 
遊びやテレビなどに夢中になっている時は、特に、なかなか途中でやめづらいですよね。
 
そんな時にスムーズに次の行動にうつれるようになる方法を5つご紹介します。
 

次の行動にスムーズにうつる方法

余裕を持った時間で行動する

子どもは、片付けや身支度をするのに、大人の3倍は時間がかかってしまいます。好き嫌いが出てくる頃には、着る洋服や靴下などを決めるだけでも、こだわってなかなか決められず、それだけで時間がすぎていくことも…。
ついつい「早くして!」と叱ってしまうこともありますよね(^^;)
お子さんの普段の様子をみて、前の晩に、明日着ていく服を出しておいたり、
時間に余裕をもっておくと、心にもゆとりができます。
 

次の行動にうつる予告をしておく

時計があれば、たとえば
「長い針が12になったら片付けようね」と声をかけておいて、
その少し前から
「あ、長い針が10まできたよ。」
「11になったから、もうすぐね。」
「さぁ、12になったから片付けようね。」
と2〜3回に分けて、声をかけていきます。
子どもは、遊びに夢中で聞いていないようでいて、耳では聞いている子も多いです。
(夢中になりすぎて、聞いていなさそうな時は、子どものそばに行って、目を見て確認してみると良いです)
 
公園で滑り台をしていたら
「あと3回滑ったらおしまいね」
「あと2回」「あと1回」
「はい、おしまいね」
とカウントダウンしていってみたり。
 
終わりの予告をしておいて、何回か声をかけていくことで、少しずつ、気持ちが切り替わる準備ができていきます。
 
余裕があれば、子どもと相談して、時間や回数を一緒に決めると、さらに納得して受け入れることができます。
特に、イヤイヤ期のお子さんは、自分で決めた方がスムーズにうつりやすいです。
 

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キリのいい時に声をかける

大人も、テレビ番組がクライマックスのいいところでやめるのは、なかなか難しいですよね(^^;)
子どもも、キリのいいところで、声をかけてあげるとスムーズです。
子どもの好きな番組を録画しておいて、
出かける時間にあった長さの番組やDVDを見るのもおススメです。
 

毎日決まった時間にできることは、約束の時間を決めておく

だんだん約束ができる年齢になってきたら
 
遊びから帰る時間
ご飯の時間
寝る時間
 
など、毎日同じ時間にできるものがあれば、約束の時間を大体何時ころ、と決めておくとスムーズです。声をかけたら納得しやすく、だんだんと、子ども自身もそれに合わせて自分で気をつけるようにもなっていきます。
そうすることで、生活リズムや体内リズムも整っていきます。
かといって、毎日必ず同じ時間というわけにもいきませんよね。
ちがう時間になる時は、
「今日は旅行に来ているから、特別に〇時ね」
など、理由と一緒に時間がかわることを伝えると良いです。
 
 

次の行動にうつったら、嬉しいことや楽しいことが待っている

 
◇幼稚園や保育園では
 
あらかじめ、その日の活動の流れを、紙に書いて貼って子どもがみてわかるようにしておいたり、集会がある時には「○時に集まり」と知らせるようにしています。
その15分くらい前には、遊んでいる子ども達に、「そろそろ片付けて集まろうね」と声をかけてまわる。
(集まりの時の決まった音楽などがあれば、それをかけると、自分で気づいて心の切り替えができていく子も増えていきます)
先生が、手遊びなど楽しいことをしながら子ども達をひきつけ、皆が集まるのを待つ。
一番早く集まれた子を「○○君(ちゃん)、早い!」とほめる。
皆で楽しそうにしている様子を見て、他の子どもも集まってくる。
 
という流れが多いです。
 
 
 
おうちでは、たとえば、公園や遊び場から帰る時は、
 
・片付けて、帰る支度ができた時には
「お片づけできて来れたね♪えらかったね♪」と頭をなでる。ギュっと抱きしめる。
 
・「スーパーでお買い物して帰るから、○○ちゃんの好きな○○(夜ご飯のおかずやデザートなど)買おうね」
 
・「○時から、○○(テレビ番組など)がはじまるよ!帰って見よう」
 
・「おうちに帰ったら、おやつ食べようね」
 
など、次の行動にうつったら、嬉しいことや楽しいことが待っていることを伝えるとスムーズです。
 
特に、まだ約束が難しい01歳のお子さんは、次に楽しめるものを目で見せて、関心がそちらにうつるようにすると良いでしょう。
 
お子さんのその時の気分や、熱中度によっても、うまく切り替えられたり、難しかったりします。
その時々によって、色々な方法を組み合わせてみてください。
ご参考になれば嬉しいです^_^