絵本「いないいないばぁあそび」 いないいないばぁが脳を育てる
0歳から
絵本「いないいないばぁあそび」
「こいぬのころは…いないいない…」
(…で、ページをめくると)
「ばぁ!」と顔をあらわす
簡単なしかけ絵本になっています。
こいぬ、ひよこ、ねこ…親しみのある動物が登場します。
さいごは女の子のゆうちゃん、ママが出てきて、ちょっとした楽しいしかけがあります♪
子どもは、単純な繰り返しが大好きです。
2歳頃になって、言葉が出るようになってきたら、字が読めなくても、単純なくりかえしなので、自分でめくってセリフを言って楽しめます。また、子どもが一人で持ちやすく、めくりやすい大きさなので、自分で読んで楽しむはじめの絵本としてもおススメです。
やってみよう♪いないいないばぁ遊び
生後6か月頃、目が見えるようになってきて、親しい人の顔を覚えるようになった頃から、「いないいないばぁ!」と遊んであげると、ニコニコしたり、きゃっきゃっと声をあげて笑ったりして、とても喜びます。
それを見ると、こちらも嬉しくなって、何度も繰り返しやってしまいたくなります♪
はじめは、手で顔をおおって、ばぁ!と顔を出すだけでも、喜びます。
慣れてきたら、「いなーーい、いなーーい………ばぁ!」
ともったいぶってみたり、
高い声、低い声など声色を変えてみたり、
手ではなく布で顔をおおってみたり、
イスのうしろに体ごとかくれてみたり……
と色々なバージョンで楽しめます♪
いないいないばぁ遊びの効果
楽しいだけでなく、いないいないばあ遊びを繰り返すことで、実は、赤ちゃんの"ワーキングメモリー"を鍛えています。
脳の前頭葉は、思考、やる気(自発性)、感情などをつかさどる部分で、これらは人間だけが持っている素晴らしい能力です。
以前、生きていく上で大きな支えとなるのは「やる気」、ということを書きましたが、「いないいないばあ!」を楽しみながら、知らず知らずのうちに大切な能力を育んでいるのですね。
また、子どもの脳は、刺激を受けるたびに神経回路が複雑化して、脳が発達していきます。この神経回路は、1日に何度も同じ働きかけをくりかえすほど、よりしっかりと強化されていきます。
大人の方は、もう何度も同じことをして飽きちゃったなぁと思うようなことでも、くりかえすことによって、子どもの脳の発達を助けているのですね。
きむらゆういちさんのしかけ絵本シリーズ
きむらゆういちさんの、このしかけ絵本は、シリーズでたくさん出ています。
どれも、おなじみの動物さんとゆうちゃん、ママが出てきて、さいごには楽しいしかけがあります♪気に入ったら、他のシリーズも読んでみてはいかがでしょうか。
挨拶や、はみがきなど、絵本で遊んでいるうちに、「じゃあ○○ちゃんもやってみようか♪」と自然な流れでやってみるきっかけにもなります。
「いただきますあそび」
「ごあいさつあそび」
「はみがきあそび」
「ひとりでうんちできるかな」