生きていく上で、大きな支えとなる「やる気」
"野獣"の愛称で親しまれている、柔道の松本薫選手が、昨日、引退会見を開きましたね。「もう勝ちたい気持ちがなくなったので引退を決めた」と話していました。
彼女の場合、優先順位の一番が柔道よりもお子さんへ行ったこと、体力的に厳しいこともあったそうですが、気持ちがなくなった直後に引退を決めたとのことで、いかに気持ちのもちようが大事かと感じました。
松本さんは、すでに「アイス屋さんをやる」という、次へのステップをめざして進まれていて、やる気が、柔道より、そちらにうつったということで、素晴らしいですね♪
人を支える大きなものの1つは「やる気」だと思います。
知能が高くて頭が良くても、運動能力が高くても、やる気がなければ、その能力を使いようがありません。
反対に、やる気があれば、やりたいことへ向かって努力していけます。
知能や運動能力を育てることより、大切なことではないでしょうか。
子どもは、自分がやりたいことや、遊びに夢中になっている時は、やる気満々です^_^
目がキラキラしています☆
これが、私が”遊び”をおすすめする理由の1つでもあります。
人によって、生まれもった能力や環境が違うことも事実です。
私自身、生まれつき体が弱く、できることが限られています。
保育現場では、力仕事や体を思いきり動かす仕事はあまりできませんが、パソコンが使えて事務仕事をしたり、物を作るのが好きで、オリジナル教材を作って活用してもらったり。
自分の生まれ持ったものの中で、できることを考えたり、やりたいことのために取り組んだりすることが大事なのです。
それを支える原動力が"やる気"です。
どうしたらやる気を育てられるのでしょう。
その子のもともとの性質もありますが、まわりの大人や友達の言葉によって引き出されたり、大人の働きかけによって育てていったりすることができます。
子どものやる気を引き出す「コーチング」の方法論を書いた本やセミナーは多数あります。また、子どものやる気スイッチを入れる4つの方法 について書いた記事は、こちらです。
また、「やるぞ!やるぞ!やるぞー!」という、やる気にみなぎった言葉でおなじみの
人気芸人のみやぞんさんのやる気のもととなっているのは、
みやぞんさんのお母さんが、いつでもみやぞんさんを認めつづけたことだと思います。
みやぞんさんの中に、しっかりとした自己肯定感が育っているのでしょう。
生きていく上で大切な「自己肯定感」については、また日をあらためて書きたいと思います。